旅の宿 長寿楼

先代の想いを引き継いで、客人を迎える。
明治の文豪・島崎藤村ゆかりの小諸市。旧北国街道小諸宿の裏通りに位置する古民家をリノベーションして、旅の宿 長寿楼(ちょうじゅろう)をつくりました。

この家は、100年以上前に荻原長吉さんが住居兼店舗として建築。その後、息子の武男さんが、「やきとり長寿楼」を営み、長く地域の人々に親しまれてきました。
その後、武男さん夫婦が他界し、空き家になってしまったこの家の賃貸を武男さんの息子さん達から相談された地域の不動産屋さんを経て、当社へとご縁が繋がりました。

改修前の長寿楼。大きな達磨たちが見守る居間が印象的だった。
3代目長寿楼として
改修にあたっては、先代の屋号「長寿楼」を引き継ぐとともに、荻原家の皆さんが「帰れる場所」にするという提案を行って好評をいただきました。和室だった居間とお座敷の間仕切りを除き、吹き抜けを活かした開放的なリビングダイニングに。世代を超えて受け継がれてきた建物を旅人へ、次の時代へつないでいこうとの想いを込めました。

リノベーションのイメージを手描きスケッチで大家さんに共有
2025年9月にオープンした旅の宿 長寿楼。
やきとり長寿楼だった店舗部分は、こだわりの焙煎コーヒーと体にやさしい米粉のスイーツを提供するカフェ「Kotidays」として蘇り、宿とカフェの複合施設として地域に交流と活気をもたらしています。

右が長寿楼の入り口、左がカフェKotidays
信州の美酒を巡る 旅の拠点へ
小諸市を含む東信エリアには、ワイン用ブドウ栽培に適した気候で、ワイナリーが点在しています。また、清らかな水を使った酒づくりの文化があり、それらのワイナリーや酒蔵巡りの拠点として長寿楼は好適地にあります。
地域のワイナリーや酒蔵を巡ってもらおうと、各事業者と連携し、送迎をインクルードした宿泊プランを販売。SNSでの地道な発信も相まって、少しずつ認知が広がり、訪れた人々の感動を生んでいます。

- PROJECT
- 旅の宿 長寿楼
- ADDRESS
- 長野県小諸市六供1-3-16
- URL
- CHOJURO 公式サイト
- ディレクション
- 臼井 亮哉(andcraft,inc)
- 設計施工
- 福島 俊元(株式会社コモドデザイン)
- オペレーションサポート
- 金子 健紀
- ライティング
- 座光寺 るい
- 写真撮影
- 清水 隆史

