願いはひとつ

2019年10月の台風19号に伴う千曲川の堤防決壊の被災地・長野市で、被災した方や公共施設に配布する「長野市復興だより」の制作に携わりました。
行政からのお知らせに加え、復旧・復興に取り組む市民の方やそれをサポートする団体などのインタビューを掲載する不定期発行のリーフレット。弊社は、誌面デザイン及びキャッチコピー、取材記事制作を担当しました。
ロゴマークのデザインは、復興に立ち向かう人々、それを支える人々の想いが“ひとつ”であることを、シンプルかつ視認性の高いゴシック体と赤いハートの中の折り鶴で表現しました。

 

 

被災された方へのヒアリングは、水害の傷跡が生々しく残る工事現場で行うなど、非常にデリケートな取材となり、被害の大きさと復興の難しさを実感するものでした。
今被災者が共有すべきことは何かを考え、復興の“現状と課題”をありのままに伝える記事構成を目指しました。